【新聞"Der sonntag"記事 2004.5.9】
日本人が空港へ
京都から来たソフトウェア
フライブルク空港の近くにあるソーラー・インフォ・センターへ、初めての外国企業が引っ越してきた。
京都から来た日本のソフトウェア会社、ラプラス・システムは、ここに駐在員事務所を開設した。
ラプラス・システムは再生可能エネルギーの分野でのシミュレーション、及び計測システムのソフトウェアを製作している。
"それらのソフトウェアはフライブルクという環境に非常に適合している。"
今回の参入を成し得たフライブルク経済観光公社のDr. Bernd Dallmannはこう述べた。
ラプラスの3人の社員がその駐在員事務所を立ち上げることとなる。
ラプラスにとって、フライブルク市へ参入することは、特に毎年開催されている国際専門見本市"Intersolar"にとっても魅力であった。
代表取締役の堀井雅行氏は、ここに潜在的な顧客と市場への足掛かりがあると見ている。
【雑誌"kommunal intern"記事 2004.5.10】
日本のトップ企業の参入
"ソフトウェアの鍛冶師" 京都からフライブルクへ
フライブルク経済観光公社(FWT)局長のDr.Bernd Dallmann氏は、日本で評価を受けているソフトウェア会社が京都からフライブルク空港の近くにあるソーラー・インフォ・センターに入居したことを、この地域における経済振興のための"ヒット"として説明した。オープニングセレモニーの中で、日本の"ソフトウェアの鍛冶師"堀井雅行氏と駐在員事務所責任者、藤澤正樹氏は、ヨーロッパにおける販売網の確立に向けての"第一歩"について、フライブルクがその中継地点となるだろうと語った。 この極東からのゲストは、国際見本市"Intersolar"を訪れた際にフライブルクを知り、この時にここが企業活動に特に有利な環境であることに気付いたという。堀井氏の言葉によると、日本ではフライブルクは"環境首都"として有名であり、とりわけ太陽光テクノロジーにおいては"リーダーシップ的な位置"として、素晴らしい評価を得ているという。
急成長過程にある会社、"ラプラス・システム"は再生可能エネルギーでのシミュレーション・計測ソフトに関して、国際的な活動、そして最先端のメーカーであり、太陽光・PV・風力発電の分野で革新的な製品を開発している。フライブルクでの"Intersolar"において、その極東からの製品に専門知識を有した観衆の示した関心が、この会社がフライブルクにヨーロッパ市場の拠点を開設するという決心をより強固なものにした。この京都からの企業との最初のコンタクトをFWT日本地区代理人の前田成子氏が結びつけた。"フライブルク市には我々が探しているものがある。"Intersolar"へごく近い距離にあり、これによって太陽光エネルギーシステムにおいて有名なフラウンホーファー研究所のように、当社の製品の適用が考えられる研究機関、開発組織といった将来的な顧客と市場がある。そして、我々の製品がそういった分野に適していて、国際的にも重要な市場に出すことができる、とイメージできる。"とフライブルク市の立地として、堀井氏は気付いたという。FWT局長、Dr. Bernd Dallmann氏は今回の参入に関して、"いかに国際的にも注目された展示会"Intersolar"がフライブルク氏の経済にとって重要か、何故なら、今回京都からの日本企業の参入がこの展示会場において繋がりを深めたことを再度証明しているからである"と評価した。
【新聞"Badische Zeitung"記事
2004.6.6】
日本からのソフトウェア・ハウスがフライブルクに
日本のソフトウェア企業、ラプラス・システム(本社・京都)がフライブルクのソーラー・インフォ・センターに支店を開店した。
ラプラス・システムの代表、堀井雅行氏によるとフライブルクでの活動は日本からの三人の社員でスタートすることにしている。
これから先のドイツでの現地採用について計画中であるばかりか、新設されたこの事務所は、ラプラス社にとってはじめての
ヨーロッパの駐在場所になると同時に、長期的にもヨーロッパ市場における中心地とする意向である。ラプラス社は1990年に
設立され、太陽光発電や風力発電のシュミレーションソフト、計測ソフトの開発などを手がけている。