京都府綾部市で発電事業に取り組まれているN様。
L・eye導入の背景や、遠隔監視によって発電所で起きていた問題に気付いたこと、
機能の活用方法についてご紹介いただきました。
Q1.太陽光発電事業を開始された際の心境
Q2.L・eye導入のきっかけ
Q3.発電所の問題への気付き
Q4.機能の活用方法について
Q5.今後について
特段知識のない普通のサラリーマンだったため、最初は精神的なギャップを埋めるのに苦労をしました。期待も大きかったのですが、この先どうやるのか?何かあったときにどうするのか?など、特に経済面では金銭感覚が劇的に変化するため、どちらかというと不安の方が大きかったように記憶しています。
電力会社の売電伝票を確認するまでトラブルに気付けず、売り上げを大きく損失する事態は何としてでも避けなければならないと思っていました。また、自分が所有する初めての発電所だったため、自分の発電所がどのような挙動を示すのか興味があり、施工業者様にお願いして後付けで監視装置を取り付けてもらいました。それがL・eyeとの出会いです。
販売会社では他社の監視システムの取り扱いもありましたが、他社システムでは全体の発電量しか確認できなかったため、「PCS毎の発電量の確認ができる」という点がL・eyeを選ぶ決定打となりました。
最初の1ヵ月はスマホから手が離せないくらい、トップ画面の発電量を見てにんまりしたり、日々増えていくグラフを楽しんだりしたものです。
発電所の系統連系から3週間程経った8月頃からだったと思います。トップ画面やグラフ画面を見るたびに「うちの発電所の発電量が想定より低いのではないか?」と感じるようになりました。
最初は僅かな差でしたが、日を追うごとにその疑念は確信に変わり、この発電所は想定通りに発電していなかったことがわかりました。
その後、販売業者さんに対応していただいた事で問題は解決しました。このような難解な問題について、L・eyeは解決の助けとなっています。
PCS状況一覧に各PCSの交流/直流の電圧・電流・電力がリアルタイムで表示され、履歴で蓄積されています。これらのデータを検証することで、
・電圧上昇抑制
・温度上昇抑制の確認
・パワコンの変換性能
・各パワコンの発電状況
といった詳細な情報がクロスチェックでき、発電所の問題を切り分けるための強力なツールとなりました。
データ自体も、第三者に説明する場合に説得力を持ちます。
今後、CSVデータダウンロード時の期間の制限がなくなればなお使いやすいかと思います。例えば1分単位の監視データは1日単位でしかダウンロードできないため、年間データをダウンロードするためには365回ダウンロード操作が必要でかなり大変です。今後の機能拡充に期待します。
普段の楽しみのための監視装置としてはもちろんのこと、万が一のトラブル発見・解決に役立つL・eyeとこれからもよいお付き合いをしていこうと思います。