木造オフィスの建築前に行った、埋蔵文化財の発掘調査について
当ブログでもご紹介してきましたが、なんとその出土品を
展示するコーナーが木造オフィスにできました!
 

本日は展示コーナー設営の様子をお届けします。
展示物の配置
こちらは展示物の配置を行っている様子です。
一つ一つ丁寧に配置していきます。

 

「埋蔵文化財」の展示は「美術品」の展示とは違い
見せるために作られたものを展示するのではないため
どういう風に見せれば美しいか、魅力が伝わるか、
「美術品」とはまた違った検討が必要なのだそうです。

 

展示物
豊臣秀吉が好んで使っていたと言われる「金箔瓦」(右手前の2つの欠片)は
より華やかに見えるように、赤い背景の上に配置しました。

 

また手前に配置した小さな2つの貨幣は
背景に濃い色を配置する事で、文字などの凹凸がより見えやすくなり
また展示物の中での存在感が、ぐっと増しました。
展示物
すべての展示物を並べ終え……

 

展示スペース

パネル
ついに完成した展示スペースがこちら!
展示ケース後ろのパネルでは、発掘調査の概要や成果、
伏見の歴史的な名所についてご紹介しています。

 

iPad内のコンテンツ
展示ケース横のiPadでは、当社での埋蔵文化財発掘の
道のりを動画でご紹介しています。

 

伏見には、現在も歴史を感じる事ができる名所がたくさん残っていますが
発掘しなければ出会えない出土品から「歴史を感じる」という体験を
ぜひこちらのコーナーでお楽しみください!

 

展示にあたり、 発掘調査をご担当いただきました
有限会社 京都平安文化財様にご協力いただきました。
皆様ご協力いただき、誠にありがとうございました。