今回は「東山三十六峰」格子の「切り欠き特殊加工」の様子をお届けします!

 

「切り欠き特殊加工」は主にカンナを用いて加工する意匠で
今回の「東山三十六峰」では
特に職人の方の高度な技術が必要とのこと。

 

実際の作業を見せていただきました!

 

カンナ掛け
職人さんは、慣れた手つきで素早く丁寧に削っていきます。
削る度にしゅっ、しゅっ、と心地良い音が作業場に響きます。
この音がするのは、腕の良い職人さんの証とのこと。

 

小刀による細部の調整
細部の調整は小刀で行います。
小刀での微調整はカンナよりも更に難しく、
繊細な力の加減が必要とのこと。

 

削りたてのパーツ
こちらが削りたての状態。絶妙な曲線です!

 

赤杉を並べて確認1
まだ途中の段階ですが、全体のバランスにも
気を配るため赤杉を並べて確認します。

 

赤杉を並べて確認2
使用する68本の赤杉をすべて並べた様子がこちら。
模型の時とは比べものにならない迫力と美しさです!

 

並べた部材(寄り)
近づいてみると、曲線の美しさがより際立って見えてきます。
カンナと小刀で削ると艶が出るそうです。
これからもっと磨き込まれ、美しい姿になっていくとのこと。

 

納品の日が楽しみです!