外壁を囲っていたシートが外され
内装も少しずつ整い、竣工の日が近づいてきました。
本日は、竣工した暁にはぜひ見ていただきたい
オリジナルの「格子」の制作についてご紹介します!
京都の町家の特徴とも言える「格子」。
今回の木造オフィスでは、その格子で京都の「東山三十六峰」の
山並みを模した4枚一連の格子建具を制作します。
どんな「格子」が出来上がるのか?
千本銘木商会様での制作の様子をお届けしますので、
どうぞお楽しみください!
まずは、デザイン画をおこし……
本作品のテーマ、東山三十六峰の稜線を実物大の模型に描き
そのラインを計測して図面に落とすことで、美しいラインを作っていきます。
そして、実際に使用する吉野の赤杉を並べ……
全体の色調と木材の乾燥度などを基準に並べ替えます。
山の稜線を頭に思い描きながら柾目の幅、
わずかな向きの違いなどを見極め美しい並びを作っていきます。
使用する木材はすでに3年ほど乾燥させた赤杉ですが
表面を少し削った後、木の表面を落ち着かせるため
少し寝かせます。
次回は、カンナで行う「切り欠き特殊加工」の作業をお届けします!