今回はオフィスを飛び出し、木の香りたっぷりの空間からお届けします。
私たち取材チームが訪れたのは、木造オフィスの部材の製作が
行われたトリスミ集成材株式会社様です!
こちらの工場では、木造オフィスの建築に欠かせない存在
「集成材」の製造を行っています。
前回のブログでご紹介した立派な通し柱も
こちらの工場からやってきました!
◆集成材とは?◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古くは東大寺大仏殿などでも似た工法が用いられている
歴史の古い素材です。
十分に乾燥させ、大きな節や割れなど木材の強度の
欠点となる部分を取り除き、繊維を平行にそろえて
接着した素材です。
上記のような工程を踏むため変形しにくく
強度が安定しています。加工が容易なため
創造的な建築物の制作に適しています!
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そんな特徴を持つ「集成材」の製造工程を見せていただきました!
まずは、集成材に適した素材を選別するため
運ばれてきた大量の木材の強度や水分量を調べ
節や割れ目の有無などを確認します。
その後、木材の接合部を指状の形に加工します。
加工した接合面に接着剤を塗布し、
圧力をかけながら高周波の熱で接着します。
そして、柱などの部材として必要な厚みになるよう
板を積み重ねて接着します!
しっかりと接着されるよう、プレスして時間をおきます。
こちらの工程で使用しているチェーンソーには
大工さんお手製の部品がついていました!
角に丸みがつけてあったり、穴をあける事で軽くしてあったり……
こだわりたっぷりの道具で、丁寧な加工を行っている事が伝わってきます。
写真に収める事が難しいほどの長さの立派な柱が完成しました!
製造工程を見せていただくと、感慨深いものがあります。
次回も引き続きトリスミ集成材株式会社様から
確かな品質を守る性能検査の様子をお届けします!